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報告詳細
1、東富士演習場を世界最大の露天風呂に
アイスランドには世界一の露天風呂がある。地熱発電所・水力発電所で、国中の電力をまかなっている。国営で運営され、温泉は泥パックなどエステも。 地熱は原子力発電所の20基分の能力があるクリーンなエネルギー。 だったら、日本でもできるのではないか? 2、世界から基地が消える時代 米軍基地をなくしたフィリピン 91年火山があり、米軍基地に避難したところ、住民を守らず。 92年基地返還 米軍基地時代は42000人の雇用だったが、97年は67000人、2011年には9万人の雇用が生まれる大学、産業都市になった。 沖縄ではうるま市で、「象の檻」と言われた通信施設。当時は4人の雇用が、現在は2400人。 1972年当時アメリカ最大の基地が96年閉鎖、平和センターに。美術館、劇場などに生まれ変わる。 米軍基地をなくした南米エクアドルで中心となったオリガミスタ(折り紙を折る人)。オリガミスタは日本の被爆したサダコの話をしながら折り紙を広げている。 3、広がる九条 沖縄の9条の碑 全国で6か所 「すべての命が当たり前にその一生を終えることができる社会、平和なうちに生命を次へつなぐことのできる社会こそ私たちの願い。その社会の実現を信じよう。われわれ自身の力を信じよう。世界中が九条の精神で満ちることを信じよう」 アフリカ沖カナリア諸島の9条の碑 ヒロシマ・ナガサキ広場がある。市民が何か、平和について考えるときに、ヒロシマ・ナガサキを選んだ。1996年に第9を歌いながら、お披露目会。 4、憲法を活かす ベネズエラには、露店で憲法を買う母。露店で冊子を売っている。憲法に記載された権利をつかって役所と交渉するという。 また憲法を書いた米袋やスーパーでは食糧主権がかかれた袋。 国が国民に憲法を伝える努力をしている。 5、憲法を活かす国ーコスタリカ 1949年の平和憲法、アリアスの平和の輸出「もっとも良い防衛手段は防衛をもたないことだ」 軍事費をそっくり教育費に 「兵士の数だけ教師をつくろう」 1948年 国家予算の30%を教育費に。 「人はだれでも愛される権利がある」小学生(8歳)も違憲訴訟。電話1本で訴訟できる。その分の人も配置している。 2009年取材で、八百屋さんで憲法を知っているかと質問してみるともちろん!とこたえられた。女子高生にも聞いてみたところ、なぜ軍隊をもたない憲法がつくられたのかを丁寧に説明してくれた。そして、軍隊をもたず、平和を輸出しているこの国を私は誇りに思うといわれた。 6、日本はどうするのか 平和は国家でなく、個人から語ろう 日本は請願・嘆願などお上にお願いするスタンス。市民が自分たちの代表に自分たちの代弁をしてもらうという意識になっていない。 「生命尊重」を掲げた沢内村。憲法25条を活かす(2009年映画化「いのちの山河」) ~自治体の決断で村民の医療費無料化をめざすも国民健康保険法違反という壁に突き当たってしまう。村民のいのちのため、全国に先駆けて何としてでも実現させようと「少なくとも憲法違反にはならない。国がやらないから、村がやるんです!」と憲法25条を盾に、老人・乳児医療無料化を推し進めていく。やがて、全国でも最悪の乳児死亡率だった村が、全国初の乳児死亡“ゼロ”という記録を生みだすまでになる。~ 米軍より国民へ「思いやり予算」を(1900億円) アジアの中で中国・尖閣諸島の解決方法日本側の主張をきちんと伝える。話し合いの解決。 中国とロシアは一時は戦争を行ったが25箇所の領土問題を20年かけて交渉で解決。 水俣市は一時は公害で有名だったが、現在は日本一の環境都市に。 この町を帰るのは私たちしかいない。 中学生が修学旅行先で「公害の町から来た」といわれた言葉に、大人たちが動く。 市の職員をかわきりに共感が広がる。 「ないものねだり」から「あるもの探しに」ないなら、あるものを大切にいかしていく 「愚痴」から「自治」へ どうせできないからではなく、自分たちが主体となって行動していく。
by novel9
| 2011-03-11 22:57
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